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世界一恥ずべき朝鮮人に送る著書【요코 이야기】

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竹の森遠く
요코 이야기(ヨーコの話)』

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 (So Far from the Bamboo Grove)
日系米国人作家のヨーコ・カワシマ・ワトキンズによる自伝的小説。
1986年にアメリカで出版された。
2005年に韓国でも『요코 이야기(ヨーコ物語、ヨーコの話)』として訳出されている
(後に発売中止)。
日本語版は出版されていない。
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作者のヨーコ自身が11歳だった第二次世界大戦の終戦時に体験した朝鮮半島北部の羅南からソウル、釜山を経て日本へ帰国する際、また帰国後の、悲惨な状況を描いている。戦争の悲惨さを訴える資料として、アメリカでは優良図書に選ばれ中学校用の教材として多くの学校で使用されている。

著者について

本書の著者ヨーコ・カワシマ・ワトキンズは、1934年満州生まれ。父親が日本の公務員として働いていた朝鮮・咸鏡北道で11歳まで過ごす。1945年日本の敗戦が濃厚になると、母親と姉とともに避難を開始し、ソウルを経由して日本へ逃れる。離れ離れになった兄とも後に再会を果たす。1976年になってヨーコは当時の逃避の詳細を兄に問い、その様子を1986年に本書にまとめた。この物語の続編に「My Brother, My Sister, and I」がある。

あらすじ

カワシマ一家5人は朝鮮半島東北部の町ナナムで、戦時下ではあるが、それなりに平和に暮らしていた。1945年のある日(4月以降)、ヨーコとコウは慰問に訪れた軍病院で、負傷兵マツウラ伍長と知り合う。数週間後、マツウラ伍長はカワシマ家をお礼に訪れ、その後もたびたび訪れ、カワシマ一家と親密となる。この頃、朝鮮半島北部にもB-29が爆撃に時々現れ、また、日本敗北の気配を読み取って、半島内に反日朝鮮人共産主義同盟、朝鮮共産党軍が組織されつつあった。

1945年8月9日深夜、マツウラ伍長がソ連軍が侵攻してくることを一家に伝え、すぐに町を脱出することを勧める。父とヒデヨは不在だったが、ソ連軍は既に近くに迫っており、2人に連絡する時間はもはやなく、書置きを残して、母とヨーコとコウの三人は最低限の荷物と財産を持って、マツウラ伍長の勧めどおり病院列車に乗ってナナムを脱出した。列車はその後ソウルまで45マイルの地点で爆撃に遭い、機関車が破壊されたので、三人は列車を降り、徒歩にてソウルを目指す。しかし半島内は既に、ソ連軍と呼応した朝鮮共産党軍によって、日本人は片っ端から虐殺され、日本人の遺体は金歯を抜かれ身ぐるみ剥がされ、日本人の土地家屋財産一切は奪われ、日本人女性は幼女から若い女まで手当たり次第に強姦されるという地獄絵図と化していた。

登場人物

  • ヨーコ - この物語の主人公にして作者。11歳の少女。
  • コウ - ヨーコの姉。女学生。16歳。
  • ヒデヨ - ヨーコの兄。コウの弟。おそらく15歳。予科練を希望するも筆記試験に落ち、代わりに兵器工場で働く。その時にソ連軍が朝鮮半島に侵攻し、家族と別れ別れになる。
  • 父 - 職業は官僚。ソ連侵攻時、家に不在で、家族と別れ別れになる。その後シベリに6年間抑留される。職業柄、一家は裕福な方で、子供たちにも高等教育を与えられる小金持ちであった。出身は青森。
  • 母 - ソ連侵攻時、ヨーコとコウを連れ、ソウルを目指し、満州国境から50マイルの朝鮮東北部の町ナナム(らなん【羅南】。現在の朝鮮民主主義人民共和国の北東部にある清津市の南部地区。日本統治時代の軍都。ラナム、ナナムとも呼ばれる)を脱出する。出身は青森。
  • マツウラ伍長 - 負傷兵。ヨーコとコウが慰問の演劇のために訪れた軍病院で知り合う。その後、一家にソ連侵攻をいち早く伝え、脱出の機会を与える。
  • マスダさん - 京都の下駄工場の奥さん。帰国後の日本で、母が病死し二人きりとなったヨーコとコウに住む場所として工場の倉庫を貸し与える。

韓国人・韓国系アメリカ人による反発

この本の記述に、終戦直後朝鮮人が日本人の女性や子供を迫害し、性的暴行を行っていたという部分が含まれることから韓国人・韓国系アメリカ人が反発、2007年現在ではこの本の教材使用禁止運動も行われており、活発なロビー活動が行われた。韓国領事館も米教育当局へ嘆願書を提出。これらの圧力を受けて、一部の地域では教材から取り除くなどの対応が行われている。またこの抗議活動の過程で、作中にて父親の職業が「満洲で働く高級官僚」であり、後の本で「6年間という長期のシベリア抑留を受けていた」とされていることを根拠に、731部隊の幹部であったという疑惑がもちかけられている(作者自身は、父親は満鉄社員であったと証言している)。また、作品の内容にも矛盾がある、などとしている。

ただし韓国国内にも、(作品の後半部分は日本帰国後の苦しみを記述していることもあり)戦争の悲惨さを訴えている作品であり、あえて朝鮮人のみを悪く言っているわけではない、という声も見られる。

一部の韓国紙や韓国人団体はこの本が嘘だらけだと批判している一方、著者は記者会見などでこの物語が真実であると証言している。

書誌情報


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