東京メトロ(東京地下鉄)の車内にはCM放送用のモニターが
設置されている。
放送されるCMは多岐にわたるが、東京メトロの自社広告も
流れる。
出演者が丸ノ内線、銀座線、有楽町線をはじめさまざまな
路線の駅に降り立ち、その周辺の名物を食し、名所を訪ねる
というものだ。
先日までは2013年から3年にわたり堀北真希がそんな
「ぶらりメトロ旅」のイメージキャラクターを務めてきたが
今年4月からは石原さとみが出演している。
冒頭の男性が目を細めるのは、その石原が出演する
CM第一弾。
東西線の門前仲町駅周辺を訪れた石原が、カメラ目線で
話しかけるという設定で映像は展開される。
あるときは公園で双眼鏡を手にバードウォッチングに挑戦
する石原。
また、あるときは地元に根付いた飲み屋街の立ち飲み屋で
焼き鳥や煮込みに舌つづみをうつ石原。
「これから仕事だという憂鬱な朝8時台に石原のCMが流れて
いるんです。
東京メトロも考えたものだなぁと思いますよ。
きっとサラリーマンはみんな癒されているんじゃないですか」
●微妙な違和感
このCMに対して微妙な違和感を口にするのが
創価学会関係者だ。
「よく知られているとおり、石原さんは創価高校の出身です。
本名は創価学会の池田大作名誉会長が名付けたという
まことしやかな情報も、学会関係者の間では広まっている
ほどです」
その石原が出演する東京メトロのCMには、門前仲町の
名物であるアサリを使った「深川めし」の名店を訪れた石原が
夢中になって口に箸を運ぶというバージョンもある。
一見、なんでもないシーンのように思えるが同関係者は語る。
「このCMを初めて観た時、一瞬『え?』と驚いてしまいました。
じつはこの店、門前仲町の有名な神社の境内にあるのです。
学会員のなかには、その宗教上の意味合いからも
『鳥居をくぐってはならない、神社でお守りを
もらってはならない』と主張する方もいらっしゃいます
ので、熱心な学会員の方にとっては、石原さんがこうした
CMに出演すること自体がタブー破りと映るかもしれません。
石原さんは果たして
どんな気持ちでこのロケを行ったのでしょうか。
しかし、映像に浮かぶ表情はとても自然なもので、変な印象
を残す部分はみじんも感じられません。
本当にプロの女優さんなんでしょうね。