日本の小野寺五典防衛相はこのほど
2014年内に先進技術実証機(ATD-X)の初飛行を実施
すると発表した。
同機は
自衛隊で現役のF-2戦闘機の後継機(プロトタイプ)で
日本は同機により第5世代戦闘機の自主開発国の
仲間入りを果たす。
英軍事誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』が伝えた。
目標は「3F機能」
欧米の次世代戦闘機の基準には定義があり
4S性能(高いステルス性、超音速巡航、超機動性
高いメンテナンス性)を持たなければならない。
日本人はATD-Xで、「3F」と呼ばれる機能を提唱した。
朝日新聞によると、3Fとは敵を先に発見し、先制攻撃を
仕掛け、先に撃墜する能力を意味する。
防衛省技術研究本部は、「超音速機のATD-Xは
ステルス性と高い機動性を兼有することになる」と発表した。
通常ならば、戦闘機のステルス性と機動性は
戦闘機の形状にまったく異なる要求を突きつける。
ATD-Xの開発は、この矛盾の解消を目標としている。
つまりSu-35などの戦闘機のような高い機動性による
飛行を実現しながら、F-22のステルス性を
兼ね備えようというのだ。
ATD-Xは全長14メートル(F-22は18.92メートル)を
予定しており、機体に新たに開発された複合材料を
使用する。さらにステルス性と機動性を兼ね備える
「高運動飛行制御システム」を搭載する。
ATD-Xプロジェクトは今世紀初頭に始まり、三菱重工と
防衛省技術研究所が共同開発している。
2005年11月に東京で開かれた研究会で
人々はATD-Xの32分の1スケールの模型を目にした。
5分の1スケールの模型が翌春、初めて飛行試験を
実施した。
国際社会は、ATD-Xの開発は中国を対象とするもので
特に中国のJ-20・J-31ステルス戦闘機の初飛行成功
の影響を受けていると判断している。
昨年のATD-Xの組み立て式で、三菱重工の広報担当者は
「同機は今後10年に渡り、F-2、F-15の後継機となり
米国から調達するF-35戦闘機を補完する」と語った。
要素があるが、日本が第5世代戦闘機を開発するのは
米国に備えるためだ。これまでならば、日本は米国から
同じ性能の戦闘機を購入できた。
F-4からF-15に至るまで、日本の主力戦闘機は米国人
が設計したものであり、日本は現在もF-35の購入計画を
決定している。
しかし日本は、米国のみに依存するつもりはないようだ。
米国がF-35により日本を脅迫した場合、日本はATD-Xを
対抗手段として使用できる。
ATD-Xは「先進技術実証機」として開発されているが
実証機とは何だろうか?専門家によると、実証機は
ハイレベルの先進技術を実証するため
性能面で取捨選択を行い、設計面で簡略化を進めた
航空機のことだ。
航空機の設計は非常に複雑かつ系統的な作業であり
採用する新技術が多すぎれば、順調な開発が
保証されない。
実力を持つ米国であっても、実証機を大量に開発する
(Xプレーンなど)。
これらの大半の実証機は開発に成功し、試験を実施し
データを収集しても、そのすべてが部隊に
配備されるとは限らない。
他にも日本は、いわゆる第6世代戦闘機の定義付けを
この面から見ると、ATD-Xがそのまま部隊に配備される
可能性はない。
日本はより先進的なF-3戦闘機の設計案を公開して
いるからだ。
当然ながら武器性能の面で劣勢から脱却するという
その外観はATD-Xと大きく異なり
日本版のYF-23戦闘機と目されている。
しかもそのステルス性と機動性は、ATD-Xを大幅に
上回る可能性がある。
他にも日本は、いわゆる第6世代戦闘機の定義付けを
急いでいる。
日本の軍事専門誌『軍事研究』は、日本が「i3」
つまり「情報化、スマート化、高速反応」を代表とする
第6世代戦闘機の概念を発表したと伝えた。
日本は当初ATD-Xのプロジェクトを立案した際に
第6世代戦闘機にも目をつけていたが、開発の途中
でほんの少しだけ「現実的」になったに過ぎない。
アナリストは、「日本政府は第6世代戦闘機の概念の
提唱により、周辺諸国にほんの少しの『抑止力』を
形成しようとした可能性がある」と指摘した。
そして、お約束で痛要素(萌え要素ともいう)を