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まおゆう魔王勇者

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まおゆう魔王勇者』(まおゆうまおうゆうしゃ、Archenemy and Hero
橙乃ままれによる日本のファンタジー小説作品。
2ちゃんねるに投稿された即興小説をほぼそのまま書籍化するという形式で
2010年12月からエンターブレインよりシリーズ刊行が開始された。
2013年3月現在、原作小説(ウェブ/書籍)をもとにした、アニメ、漫画、ドラマCD
などメディアミックス展開がなされている。

ストーリー
 

人間と魔族が長く戦争を続けている世界……。
強大な力を持つ「勇者」は、魔王を倒して人間世界を救うべく魔王の城に乗り
込んだ。
だが、そこで彼を待っていたのは、人間の女性そっくりの「魔王」であった。

彼女は勇者と戦おうとはせず、勇者に自分のものとなるよう契約を求めてきた。
あくまで魔王と戦おうとする勇者に、魔王は冷静に人魔間の状況を語り、現在の
社会秩序や経済活動が戦争に依存しており、魔王を倒しても根本的解決になら
ないことを説く。

彼女の願いが終戦による破局でも戦争の引き伸ばしでもない、争いや飢えの
ない新たな可能性であること、そのために勇者の協力を求めていることを理解
した勇者は、彼女の契約を受け入れる。

そして、ふたりは勇者と魔王という身分を隠し、一介の剣士と学者として世界の
改革に着手した。

商人同盟、魔族、中央諸国、聖光教会、あらゆる人々を巻き込みながら、やがて
二人はこの世界の起源と対面する。

登場人物

魔王・勇者陣営

魔王と勇者

魔王(まおう)
声 - 小清水亜美
本作の主人公。魔族の統治者たる魔王。図書館族。外見的には人間と
ほぼ変わらない紅い瞳を持つ妙齢の女性。
字(あざな)は“紅玉の瞳こうぎょくのひとみ)”。
まだ見ぬモノである「丘の向こう」を求めており、共にそれを探しに行こう
と勇者に持ちかける。
種族の特性により歴代魔王(声 - 中尾隆聖)の中では戦闘能力が低く
代わりに「外なる図書館」で得た経済学を中心とした各種の高度な知識
(本作品の発表時期である21世紀初頭の地球レベル)を持っている。
その知識ゆえに人間と魔族の間にある多くの問題や矛盾に気付いて
おり、種族の違いを超えて問題解決に取り組むため勇者に協力を求める。
目指す目標のように平和主義であり、生真面目で温厚な性格。ただし
長らく外なる図書館から出ずに育ったため、実技的な常識にやや
疎い面もある。
かなりの巨乳であるが、学問一辺倒の生活をしてきた反動で、自分には
肉体的魅力もそれを活かす技量もないと思い込んでいる。
メイド長からは胸が大きすぎたり皮下脂肪が多いグラマラスな体形のこと
から「駄肉」と呼称されることが度々ある。
胸の谷間に魔王の証である紋章が刻まれており、胸元を広げないと確認
できない。
勇者と出会った当初は二本の長い角を生やしていたが、実は
カチューシャの飾りで、人間界に来てからはカチューシャを外した。
紅の学士(くれないのがくし)
人間界における魔王の通り名。
周囲にはメイド長から「中央諸国で学問を学んだ学士」と説明
されている。
冬越し村の廃屋となっていた断絶した貴族の別荘屋敷を改修し
拠点に技術改革や教育を行った。
村に幸福をもたらしてくれた知識と母性ある性格に村人たちから
感謝され慕われ、やがて湖畔修道会の代表としての女騎士から
聖人」として認められた。
勇者(ゆうしゃ)
声 - 福山潤
主人公の1人。人間だが、卓越した魔力と戦闘能力を持つ若い男性。
良くも悪くも非常にまっすぐな正義感の強い性格をしている。
幼い頃に光の精霊のお告げを聞いて剣や魔法の修行をし、青年になって
3人の仲間たちと共に魔王討伐の旅をし、後に単身魔王城に乗り込むが
そこで魔王の説得を受け、魔王を倒すことが事態の解決にならないことを
理解する。
そして魔王の提示した契約を受け入れ、世界を変えるための計画に協力
することとなる。
経済の安定している中央大陸の出身で、最前線地の現状や食糧供給の
不安定な遠地のことを知らないまま育ったため、元来は単純で深く考え
ない性格だったが、魔王をはじめとした多くの出会いによって世界のあり
かたについて理解を深めていき、変わり行く世界の中で戦闘しか取り柄
のない自分に苦悩する。
勇者であることを秘匿するために人間界では「白の剣士」、魔界では
黒騎士」と一時的に名乗った。
使用できる魔法は雷撃魔法、灼熱魔法、転移魔法、回復魔法、爆砕呪
飛行呪、催眠呪、再生術式などがある。
これらの魔法は幼いころに老賢者に学んだ。
夢魔鶫という使い魔がいるが、魔界でしか呼び出せない模様。
パーティーメンバー以外には隠しているが馬に乗れない。
東方のサムラーイの血筋であり、もふもふの黒髪を持つ。
執事の影響からかなりスケベだが、女性関係にはかなり疎くて童貞。
黒騎士(くろきし)
女魔法使いを探すために魔界に向かおうとした際、魔王から
不穏分子の粛清もついでに頼むと身分を隠す意味も含めて譲ら
れた黒鍛鋼の鎧をまとった姿の偽名。
鎧は数代前の魔王が使ったもので、防御術式をはじめとして
各種ステータスアップの呪文が掛けられており、大幅に戦力が
アップしている。
開門都市が交易都市となってからは都市内の魔族の間では
「聖鍵部隊を都市より追い出した魔王様の騎士」として英雄
視され、その後の人間と魔族のいざこざを公平に収めていること
から東の砦将とも懇意になった。

魔王のメイド軍団

メイド長と彼女が掃除などに使役するメイドゴーストによって構成される魔王直属
の部隊。

魔王が勇者と人間界で暮らすようになってからは人間の少女も参入している。

メイド長(メイドちょう)
声 - 斎藤千和
魔王に付き従うメイド。魔王と同じ図書館族で、メイド学を専門とする
変わり者。
魔王の従者として家事からデスクワークに至るまであらゆる補佐をこなす。
上級魔族並の戦闘能力もあるため魔王の護衛役も兼ねている。
また、メイド姉とメイド妹にメイドとしての教育を施す。
特にメイド姉に最初に発した「自らの手で運命を掴めない者は虫」発言
がのちに農奴解放運動の発端となった。
雇用・従属契約ではなく己の意思で魔王に従っており、実質的な立場は
対等である。
魔王とは幼い頃からの主従関係にあるが、時には実の姉妹(圧倒的に
姉の立場)のように接しては魔王と勇者の遅々として進展しない仲に
やきもきし、2人を煽って進展させようとする。

メイド姉(メイドあね)
声 - 戸松遥
魔王が人間界での拠点に用意した屋敷へ、妹と共に逃げこんできた
農奴の娘。
メイド姉となる前はただの「姉」であった。貧しい7人兄妹家族の3番目とし
て生まれるが、怪我や疫病、地主に姉をさらわれる等して家族を失って
いき、最終的には疫病の拡散を防ぐ名目で家を家族諸共焼き払われて
自身と妹のみが残された
後に屋敷のメイドとして働きながら、魔王の学問や勇者の懊悩に接する
ことで、大きな精神的成長を遂げていく。
魔王の身代わりとして中央聖光教会の異端審問を受けそうになったが
農奴の人権を説いて南部諸国の農奴解放運動の起点となった。
また、魔界においては王弟元帥の部隊を足止めし、第三次聖鍵遠征軍
と開門都市の停戦交渉を行うなど重要な役割を演じた。

メイド妹(メイドいもうと)
声 - 東山奈央
メイド姉の2歳年下の妹で、姉同様元農奴。かなりの食いしん坊で、メイド
長からは「ご馳走にかける執念は上級魔族を上回る」とまで
言われている。
自分で作った料理を誉められたことをきっかけに料理人になることを
決意し、様々な料理を編み出すようになる。
中でも代表的な料理はパイである。
作品の中で、メイド妹が作ったパイは度々登場し、南部諸王国の王族や
勇者一行に絶賛されている。
メイドゴースト(メイドゴースト)
メイド長の下に従える無数のゴーストで、メイドの容姿をはじめ様々な
容姿をしている。
メイド長の指示の下、魔王の周囲の世話や屋敷の清掃管理をはじめ
有事には屋敷周辺の探索や近辺警護などの任に就く。
魔王の正体を知らない人間には姿を見せない。

勇者の元パーティーメンバー

勇者と一緒に旅をした仲間たち。旅の途中で勇者に置いてけぼりにされてしまう。
後に「勇者が魔王に深い傷を負わせたものの、行方不明になった」との噂が流れ
諸王国から恩賞金の支給と要職に起用すること
(女騎士曰わく「体のいい引退勧告」)を言い渡され、それぞれの道を
歩むことになる。

女騎士(おんなきし)
声 - 沢城みゆき
勇者のかつてのパーティーメンバーの1人。滅亡した花の皇国の遠戚で
山吹の姫」と呼ばれた。
幼少の頃から大人顔負けの怪力だったため、周囲が面白がって剣や鎧を
与えたのでおてんばに育つ。
皇国滅亡後は湖畔修道会預かりとなる。そこで聖騎士の修行する傍ら
孤児らの面倒を見ていた時に勇者と出会い、人さらいの事件を経て
行動を共にするようになる。
修道会所属だった睡蓮の騎士の剣技と回復・防御系の魔法を唯一受け
継ぎ、得意とする。
人一倍健気な娘でもあり勇者に恋愛感情を抱いているが、勇者はその
想いに全く気付いていない。
勇者がひとりで魔王城に行ってしまった後、報奨を固辞して故郷に帰り
湖畔修道会の指導者となるが、魔王が修道会への協力を求めたことで
勇者とも再会、派遣修道士兼剣師範として協力していくことになり、極光島
奪還以降は冬の国で「姫騎士将軍」として軍事の総指揮を行う事となる。
後に勇者と魔王自身の告白により学士の正体が魔王であることを聞か
されたが、勇者の懇願と、魔王の人柄を認め許し、後に湖畔修道会代表
として聖人に認めた。
魔王とは勇者を巡る恋のライバルという関係であるが、良い友人でもある。
そばかす顔と貧乳がコンプレックス。
愛剣に神性惨殺や惨殺廻天といった名前を付けている。
執事(しつじ)
声 - 銀河万丈
勇者のかつてのパーティーメンバーの1人で名前は「老弓兵」だった。
柔軟な考えと、シビアで冷静な分析や判断ができる面を合わせ持つ
好々爺。
自他共に認めるスケベな変態で、女騎士からしばしば制裁を受ける。
元々は聖王国の「黒点騎士団」の一人で先代の「女勇者」のパーティー
メンバーとして行動していた。
その時の名は「剣士」で今と違い堅物。パーティーメンバーで騎士団の
同僚の「弓使い」や、後に勇者を鍛える「魔法使い」らと砂丘の国を
訪れる。
そして遺跡内の転移装置を巡る事件で、剣を振れない程の傷を両腕に
受け、更に「弓使い」と「女勇者」を失う。
その事件後は騎士団を辞めて各地を転々としつつ、軟派だった「弓使い」
のおどけた真似事や預かった宝玉「星穿つ射手座」を用いた射撃をする
「弓兵」の姿となり、「黒点」・「突然死」の異名で恐れられた。
諜報に長けており、現在は若き冬寂王の下で執事兼教育係として仕え
ている。
特技として分身(腰だけも可)、隠密術などがある。
女魔法使い(おんなまほうつかい)
声 - 福圓美里
勇者のかつてのパーティーメンバーの1人。楡の国出身で、魔道士協会
の人工的に勇者を創る計画により育てられた。一つの体に複数の精神を
持つため、見た目と性格や口調が時々変わる。
過去に「出来が悪い悪夢」「昼寝魔道士」と呼ばれた最強の魔道士
勇者と同様に燃費が悪いらしく、体型の割りに大飯食らい。
話をしている最中に寝ることが多い。勇者に置いていかれた際に彼を
追って単身魔界へと向かう。
その最中に魔王の故郷である「外なる図書館」に辿り着き、魔王と同じ
図書館族になる。
専門は伝承学で、最も世界の理を知る人物。「戦闘能力は遠隔戦闘に
おいては勇者の115%」とのこと(本人談)。
勇者も同意している。
別の顔として『ごきげん殺人事件』シリーズという小説の作家でもある。
銀(ぎん)  
メインの人格でいつも眠そうにしている。
白(しろ)
理論的で情報分析力などに長けている。
藍(あお)
              
 好戦的な性格で口調も粗暴。
まおゆう魔王勇者
ジャンルファンタジー
小説
著者橙乃ままれ
イラスト水玉螢之丞(キャラクター原案、本文イラスト)
toi8(カバー・本文イラスト)
出版社エンターブレイン
刊行期間2010年12月29日- 2012年1月21日
巻数全5巻
漫画
アニメ
原作橙乃ままれ
監督高橋丈夫
シリーズ構成荒川稔久
キャラクターデザイン工藤昌史、烏宏明
音楽はまたけし
アニメーション制作アームス
製作Projectまおゆう
放送局放送局参照
放送期間2013年1月 - 3月
話数全13回(12話+総集編)






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