小野寺五典防衛相は21日午前、米共和党の大統領候補にもなったマケイン
上院議員と防衛省で会談した。
米国防予算に影響力を持つ上院軍事委員会所属の重鎮で、在沖縄海兵隊の
グアム移転事業に必要な米国側の予算確保に向け協力要請。
沖縄の基地負担軽減を目指す姿勢をアピールした。
会談で小野寺氏は米上院が7月末、中国による沖縄県・尖閣諸島周辺での
示威行動を非難する決議を採択したことに謝意を示し
「中国にはアクシデントが起きないようホットラインの構築を申し入れている」と
述べた。
マケイン氏は中国の海洋活動に関し「平和解決に一切貢献していない」と
非難した。
また普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古沿岸部への移設について
「前進させるのに役立つ決定を沖縄県知事に下してもらいたい」と期待感を
示した。
日米両政府は昨年4月、在沖縄海兵隊の約1万9千人のうち約9千人をグアム
など日本国外に移すことで合意したが、米上院はコストが膨らむ可能性を
問題視している。
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