スーパーでフグの肝「長年売っていた」
愛知・蒲郡市のスーパーで
毒を含むおそれのあるフグの肝臓が販売されていた問題で
スーパーの経営者は
FNNの取材に対し、「長年にわたり販売していた」と話した。
フグの肝臓を販売していた、蒲郡市の「スーパータツヤ」
の経営者によると、販売したのは、「ヨリトフグ」の肝臓。
5パックのうち、2パックが未回収だが、これまでのところ
健康被害の報告はない。
この地域では
以前から、ヨリトフグの肝臓を食べる習慣があるという
ことだが食品衛生法では
全てのフグの肝臓は、販売・提供が禁止されている。
店は県の聴き取りに「売ってはいけないとの認識がなかった」
と話している。
スーパータツヤの鈴木辰治代表取締役は
「今まで何十年も売っている。
そんな猛毒があるフグじゃないもんで。
一切、肝に銘じて、フグはもう売らない」と話した。
16日朝に買い物に来た人は
「子どもが食べたら大変なことになるから、(回収命令が出て)
ちょうどよかった」と話した。
保健所は、絶対に食べずに、購入した店に返品するよう
呼びかけている。
本人的にはジョークのつもりではないん
だろうけどねw不謹慎だねｗ
実際毒無いらしい
毒素のあるプランクトンだかバクテリアを無毒なフグが
食べると有毒化する。
んでこれらのプランクトンとかは南の暖かい海にいる
んだけど
潮の流れや水温の変化で本州近辺までやってきて
これまで無毒だったフグが有毒化してる場合がある。
地元民の証言によると普通に食べてたみたいだし
50年売ってきたって言ってたぞこの爺さん
全てのフグの肝臓は
販売・提供が禁止されている。
法は守りましょうよね
犯罪者さんｗ
フグといえば、旬である冬に食べられる高級料理です。
近年では養殖がさかんに行われており、どの季節でも
食べることができるようになっています。
また、毒を持つ魚としても有名です。
フグの毒はテトロドトキシンという猛毒で、ごく微量で
人を死に至らしめる危険性があります。
しかし、フグ自体は毒がないと解明されているのです。
フグに毒がない理由
天然のフグは毒を保有しています。
もちろん、種類によって毒のある部位が変わってきます。
全部の部位が毒であったり
全く毒を持たない個体もあります。
実は、どの種類でも養殖のフグには毒がありません。
つまり、生まれた時にはどのフグも毒を持っていないのです。
フグが毒を持つ過程
フグは主にテトロドトキシンという猛毒を保有しています。
しかし、この毒は自らが作り出したのではなく
食物連鎖によって体に蓄積されているのです。
もともと、有毒プランクトンやビブリオ菌などの真正細菌が
毒を生成しており、それらを貝類やヒトデが食べます。
その貝類やヒトデをフグが食べることによって
体内に毒が蓄積されていくのだと考えられています。
フグが毒を持つ理由
どの生物でも同じことが言えますが、外敵から身を守る
ためという説が一番有力です。
フグによっては、毒を体外に放出することのできる
個体がいます。
そうすると、外敵がテトロドトキシンなどの毒に敏感に
反応し、結果的に襲われなくなるというものです。
また、雄を誘うためのフェロモンの役割であるという説も
あります。
テトロドトキシンなどの毒を持つ卵巣は、雄のフグを
惹きつけるというものです。
フグの毒の種類
フグの毒はテトロドトキシンだけではありません。
サキシトキシンという毒や、パフトキシンという毒を
保有している種類もあります。
テトロドトキシンは、青酸カリの１０００倍以上の毒性を
持ち、人間だとたった２ｍｇ程度の摂取で死んでしまう
ほど強烈です。
また、３００℃以上の熱で加熱しても分解されることは
ないので注意が必要です。
サキシトキシンはテトロドトキシンと近い構造を持ち
麻痺作用が強いのが特徴です。
パフトキシンはハコフグ科の魚類の皮膚から分泌される
神経毒で、水溶性という特徴を持っています。
これらの毒は全て死ぬ危険性が高い猛毒ですが
鎮痛剤などとして医療用に使用されることもあります。
フグ毒の食中毒になった
場合の治療法
結論から言いますと、ありません。
フグ毒は未だに解毒剤や血清が開発されていません。
しかし、フグ毒は吸収されることなく尿として排出されます。
その特性を利用して利尿剤を投与し、呼吸困難の症状が
収まるまで人工呼吸器を使用することが唯一の治療法です。
フグにフグ毒は効かないのか
フグは故意にテトロドトキシンを摂取し体に蓄積して
いるため、フグ毒に対して高い耐性を備えています。
しかし、耐性が高いだけであって、無理やり投与するなど
して一定量を超えると中毒します。
よって、厳密にはフグはフグ毒によって死ぬことがあります。
