フリーメーソンである高須氏は、ロッジ内では政治・宗教的発言を慎んでいると思われるが、ロッジの外であるTwitterでは、5月13日に橋下徹大阪市長が、「慰安婦制度は必要だった」「沖縄に行った時に、(米軍)司令官のほうに『もっと風俗嬢を活用してほしい』と言った」などと発言した件で、
「アレキサンダーだってカエサルだって昔から従軍慰安婦は軍隊につきもの」
「従軍看護婦は尊敬されるのに、こりゃ職業的貴賤だね」
「従軍慰安婦の健康管理をしていた優しい軍医の話を聞かせてあげたい。尊敬する僕の叔父」
「突撃一番は兵士の健康を守る盾である。何ら恥ずべきことではない」
……など、つぶやき、波紋をよんでいる。
また、映画監督であり、2011年には東京都知事選挙にも出馬した谷山雄二朗氏による「従軍慰安婦の真実」という60分にも及ぶYou Tube動画を紹介。高須氏は「全面的賛成だよ」と、支持の意向を示した。
動画の内容は、アメリカを代表する歴史家であるブルース・カミングスの『Korea’s Place in the Sun』という本に書かれた「多くの慰安婦は韓国人によって動員された」という言葉を軸に、日本軍が朝鮮人女性を拉致し、性奴隷としたという一説への疑問を問いかけているもの。
谷山氏によると、問題とされる1940年の太平洋戦争時代、日本軍はアメリカと戦っており、慰安所を経営する時間がなかったことや、京城日報紙に慰安婦の募集広告が掲載されていた点、また、1965年、日韓基本条約を締結する際に、韓国は20万人ともいわれる慰安婦の強制連行には一言も触れていなかった点を挙げたうえで、1993年に“勉強不足であった”河野洋平首相が韓国に謝罪をしてしまったことで、まるで日本軍が強制的に朝鮮人女性を拉致した事実があったかのような誤解を世界に与えてしまったとしている。さらに、ベトナム戦争でベトナム女性が米兵に性的サービスを施していたことにも言及し、「戦争とセックスは、手と手袋の関係である」と主張。慰安婦問題を日本だけの責任とするのは間違っているとの立場を示している。
今回の慰安婦問題において、高須氏のTwitterが今後どのような展開を見せるかはわからないが、もし炎上した場合、フリーメーソンの陰謀組織としての真価が問われるのかもしれない。