韓国の仮想敵は日本
これまでいくら日韓の国民感情が悪化しても、自衛隊と韓国軍の関係は
維持されてきた。
仮想敵を日本に置いた韓国軍の行動が相次ぐ。
陸上幕僚監部の2人の部長(陸将補)が計画していた韓国陸軍との軍事対話
が、相次いでキャンセルされていた。
相次ぐ受け入れ拒否に、自衛隊幹部は「青瓦台(韓国政府)の指示で、取り
つぶされた」と分析する。
良好な関係による「安全装置」が壊れ始めていることは、昨年12月に公表
された韓国の『2012年版国防白書』が裏付けている。
自衛隊幹部は「目を疑いたくなるような内容だった」と評している。
自衛隊と韓国軍の間で狂い始めた歯車を、早急に元に戻さなければならない
理由はほかにもある。
それは近年の韓国軍の増強ぶりと新たな基地建設の動きに対し、自衛隊が
不信感を募らせているからだ。
かつて韓国は、『08年版国防白書』まで、外部の軍事的脅威である北朝鮮を
「主敵」と位置づけていた。
だが、10年版白書から主敵の表現が姿を消し、約55万人の陸上戦力を
40万人程度にまで大幅削減する方向で検討しており、それに代わって増強
しているのが海軍力だ。
08年以降、韓国海軍は外洋航行に適した攻撃型潜水艦9隻を整備。
駆逐艦6隻を含めた初の機動部隊を創設している。
対艦ミサイル「ハープーン」で攻撃するような水上艦は、北朝鮮軍に
は見当たらない。
駆逐艦や潜水艦には射程400キロの巡航ミサイルを搭載していることを
公表した。
北朝鮮を攻撃するためとしているが
「仮想敵は日本だ」
とみる自衛官は少なくない。
日韓は互いに米国を介して朝鮮半島の安定に力を注いできた。
その原点を見失ったとき
地域の平和と安定は崩壊するだろう
詳細 WEDGE2013年7月号 2013/6/21
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2908?page=4
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