英公文書館は21日、未確認飛行物体(UFO)の情報収集をしていた英国防省
の担当班「UFOデスク」が2007~09年の約2年間にまとめた調査記録
を公開した。
UFOデスクは09年に「軍事上の脅威となる情報はない」として廃止されたため
これが最後の公開となる。
国防省は1950年からUFOの目撃証言や写真などを市民らから集め分析。
公文書館は08年から関連資料を順次公開しており、今回は25件、約4400
ページのファイルが公開された。
今回の公開分には09年の廃止決定についての資料もあり、当時の国防相
が「この50年以上の間、地球外生命体の存在を示す情報はなく、軍事上の
脅威もない」と報告を受けたことが明らかにされている。
公開終了を受け、過去25年間のUFO関連データを閲覧できるiPhone
(アイフォーン)向けアプリ「UFO Files UK」も21日から発売される
UFO信じる!元CIA証言!火星の画像
興奮する欧米
米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティー」が8月のはじめ
火星に着陸、広大な砂漠が広がる火星の様子を世界に初公開し、その後も
火星のリアルな姿をわれわれに伝えています。
あの火星の砂漠の写真を見て、記者のように未確認飛行物体(UFO)や宇宙人
の存在を信じるみなさんは、思わず火星人を探してしまったので
はないでしょうか…。
英国首相官邸で「UFO政策の説明」
そんな「ロズウェル事件」なのですが、UFOの謎は当時から多くの人を虜(とりこ)
にし続けています。
英公文書館は7月、これまで機密事項だったUFOに関する英政府の調査記録
を公開したのですが、その内容は、偵察や観光目的で飛来している可能性に
加え、宇宙人の持つ科学技術の軍事転用を検討していたことも明かし
話題となりました。
「英国防省のUFO担当部署という官庁街で最も奇妙な部署で何が行われて
いたかを教えてくれる内容だ。
ここが連日やりとりしていた非日常的な報告や説明、超常現象を説明するため
どのような論理や科学が使われたかが分かる」
今回公開されたUFO調査記録を、情報公開法に基づき公開請求した
英シェフィールド・ハラム大学のデビッド・クラーク講師は、記録内容について
英BBC放送やフランス通信(AFP)などに対し、このような驚きの感想を
漏らしています。
英公文書館によるUFO資料の公開は9回目になりますが、今回はUFO
担当部署(2009年廃止)が1950年~2009年に調べた約1万件の関連事項
をまとめた計約6700ページで構成しており、ファイルだと25冊分にものぼります。
記録にはトニー・ブレア政権当時、官邸で行われた「UFO政策の説明」のほか
サッカー競技場上空での警察官によるUFOの目撃例や、UFOから全身黒ずく
めの3人の男性が出てきたという証言、また、西部ウェールズのホテル経営者
が地元議員に「UFOが畑に着陸し、銀色のボディースーツを着た長身で顔の
ない生物2体が何かの測定を始めた」と訴えたという興味深い内容も
含まれています。
「宇宙人の遺体…米軍が極秘保管」
元CIA職員「本部で見た」
ちなみにUFOや宇宙人の存在を全世界に広めたきっかけは米の
「ロズウェル事件」です。この事件から7月8日で65年の節目を迎えたことと
「キュリオシティー」による火星探査の影響からか、欧米は未だにUFOネタで
大いに盛り上がっています。
それだけUFOの存在を信じている人々が多いという証明でしょう。
まずは「ロズウェル事件」についてご説明しましょう。1947年7月8日
米ニューメキシコ州にあるロズウェル陸軍飛行場近くの牧場で、六角形の
空飛ぶ円盤が墜落し、米軍がこれを回収したと公式発表しました。
ところが数時間後、回収されたのはなぜか気象観測用気球だったと
訂正されたのです。
この騒動は長く忘れられていたのですが、70年代末に突然、米軍が宇宙人
の乗り物を極秘に回収していたと米のタブロイド紙が報じたり、緑色の小さな
宇宙人の遺体がロズウェル基地で解剖されたといった数々の証言が米国内
から寄せられ、UFOや宇宙人の存在が一気に世界に広まりました。
米政府は公式見解でこれらの噂を一切否定しましたが、円盤の残骸や宇宙人
の遺体は、立ち入り・撮影一切禁止という謎に満ちたネバダ州南部の米空軍
管理地区「エリア51」で保管していると信じる人も少なくありません。
さらに、79年の資料では宇宙人の交信は1度も傍受できず、95年の資料では
UFOや宇宙人存在の確証はないとしながらも、宇宙人が地球を訪れる理由
として軍事目的の偵察か科学的調査、または観光と説明するなど
UFO存在の可能性を否定しない内容であることに注目すべきでしょう。
元CIA職員「本部で見た…」
一方「ロズウェル事件」の本場、米はさらに盛り上がっています。7月8日付米紙
ロサンゼルス・タイムズは「65年前のきょう、宇宙人は恐らくロズウェルに
降り立ってはいないだろう」という面白くも何ともない見出しで、事件の一連の
経緯を説明しながら、謎は解明されていないがUFOや宇宙人説の可能性は
薄いとの論調で報道しました。
これに対し、同じ日の米ニュースサイト、ハフィントン・ポストは
元米中央情報局(CIA)の元調査員で、CIAに35年間勤務したベテラン
チェース・ブランドンさんのこんな発言を紹介しています。
「あれは地球上のものではなかった。私はCIA本部(ヴァージニア州)の秘密
の地下保管室にある歴史的情報資料の中に『ロズウェル』と書かれた箱を
見つけた。
そして中の資料や写真を見て確信したんだ。何を見たかって?。
それは言えないがね…」。
CIAはこの発言内容を否定していますが、米政府の陰謀説を信じる多くの
SFファンは彼の発言を支持しています。
そして世界のUFOファンの聖地、ロズウェルでは毎年恒例のUFO
フェスティバルが6月29日から7月1日までの3日間、例年以上に盛大に
催されました。
CNNの面白ニュース専門サイト「Geek Out(ギーク・アウト=オタク話で
めっちゃ盛り上がろうといった意味)」によると
フェスではスタントン・T・フリードマンさんやドン・シュミットさん、ロバート・サラスさん
といった、この事件などを何十年も研究し続けている世界的に有名な
UFO研究家による講演や記念グッズの販売、お約束のコスプレ大会、パレード
などが催され、期間中、約4000人がUFO博物館を訪れました。
原子力物理学者でもあるフリードマンさんはCNNに「ロズウェル事件は宇宙版
のウォーターゲート事件なのです。
この事件で何が起こったかについての米政府の説明は、これまでに4回も
変わっているのですよ」と訴えました。
ところでNASAは8月27日、火星で調査を続ける
「キュリオシティー」にチャールズ・ボールデン局長の録音メッセージを送信し
そのメッセージを火星の「キュリオシティー」から地球に再送信することに成功した
と発表しました。
NASAの公式サイトによると、録音メッセージで局長は「こんにちは。
火星のキュリオシティーからお送りしています」などとあいさつしたあと
「今回の調査は、火星に生命が存在する可能性だけでなく
(地球によく似た火星は)地球の過去や未来についても多くを教えてくれる」
と語りました。
このメッセージ、きっと広い宇宙のどこかで宇宙人が盗み聞きしているに
違いありません…。
UFO来たらどうする?
石破大臣発言で・・・
未確認飛行物体(UFO)が飛来したら自衛隊はどう対処するのか-。
石破茂防衛相が「私自身としてどう取り組むか考えておきたい」と大まじめに
語ったことが話題を呼んだ。
「災害派遣か、防衛出動か」。
不祥事続出の防衛省内からは「現実逃避するにはもってこいの話題だ」と
歓迎の声も上がっている。
「ゴジラがやってきたら、天変地異のたぐいですから災害出動なのでしょう。
モスラでも同様だ」。
石破氏は20日の閣議後会見で、怪獣が現れた場合に自衛隊が出動する根拠
は自衛隊法83条で定められた「災害派遣」との認識を披露。
だがUFOの飛来が領空侵犯だとして戦闘機を緊急発進(スクランブル)させ
るかどうかについては言葉を詰まらせた。
「外国の航空機とはいえないし、翼があって揚力によって飛ぶ航空機といえ
るのかどうかなどいろんな議論がある。なかなか難しい」と領空侵犯の認定が
困難だと指摘
侵略から日本を守る「防衛出動」を発動できるかどうかは「『地球の皆さん仲良
くしよう』と言ってきたらわが国への急迫不正な武力攻撃にはならない」と
“石破節”で解説してみせた。
石破氏は最近の月刊誌で、テロリストに乗っ取られた航空機が「凶器」と化した
米中枢同時テロと同じ事態が発生した場合、自衛隊はどう対応するのかと
問題提起。
「飛行機がビルに衝突するのを見ているしかない事態になりかねない」と
法の欠陥を指摘した。
今回の現実離れした状況設定の背景には、こうした懸念があるとみられる。
防衛省内では「前向きな議論は大歓迎」との声や「あらゆる事態を想定して
国民を守るにはどうするべきか、頭の体操をしておくのは悪いことではない」と
石破氏の姿勢を支持する発言も。
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