月面レース開催!
日本の月面探査チーム「HAKUTO」が参戦
今まさに、史上初のレースが始まろうとしています。
グーグルが主催する
賞金総額3,000万ドル(約36億円)を掛けたプロジェクト
「Lunar X Prize」。
月面にローバー(探査車)を着陸させ、月面を撮影した
写真や指定されたデータを送信することがミッションで
参加するのは全て民間のチームになります。
グーグルは2007年からこのプロジェクトを開催してきましたが
ここにきて各チームの熾烈な争いが繰り広げられそうな予感。
月面へのスタートダッシュを切るのは2チーム。
先月の予選を見事勝ち抜き賞金初回分をゲットした
日本の「HAKUTO」とアメリカの「Astrobotic」です。
両者とも打上げは
2016年後半を予定しており
スペースXのファルコン9ロケットへ相乗りする契約を
交わしました。
優勝賞金は2,000万ドル(約24億円)。
手にするには、最低500mの探査・HD動画と写真の地球への
送信を最初に達成することが条件。
さあ、1番乗りはどちらでしょうか?
契約に関するプレスリリースにて
AstroboticのCEOはこう語っています。
「NASCAR(全米自動車競争協会が統括するレースの総称)
を月面でしたいと思った。
国を代表するチームが同じスタートラインに立ち
それぞれの国民は自分たちのチームをゴールまで全力で
応援する。
HAKUTOは、そんな我々の夢を叶えてくれた最初のチームだ。
これで史上初の宇宙レースが実現するだろう。」
でもたった500mでレースって言える?
そう思ったあなた、彼らのレース会場はあくまで月面
そしてレーシングカーはローバーだということをお忘れなく。
例えば、NASAが開発した、おそらく世界で最も技術的に
優れているであろうローバーは火星で爆速の毎時30mしか
進みません。
そうなると、まず爆発せずに軌道に乗り、着陸に成功し
そして最初の100mをぶっ壊れないで無事に走りきる。
それだけのことがどんなに難しいか、ひしひしと感じて
きますよね。
今回新たに注目を集めた2社は
当然のことながら予算も限られ、NASAのような経験も
ありません。
もし彼らが成功すれば
民間の宇宙探査の大きな道しるべとなるでしょう。
「Google Lunar XPRIZE」
XPRIZE財団が主催し、世界最大のIT企業Googleが
スポンサーになっている月面無人探査をめざす国際的な
宇宙開発プロジェクト。
ミッションは、2015年12月31日までに月面に純民間開発の
無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し
指定された高解像度の動画や静止画データを地球に
送信すること。
世界各国から18チームが参加している。
世界初!民間組織による月面無人探査を
めざすチーム「HAKUTO(ハクト)」
(民間宇宙開発チーム「HAKUTO(ハクト)」の皆さん)
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