政府、メキシコ産「シェールガス」開発に参入へ
政府は、メキシコ産の安価な天然ガス「シェールガス」
の開発に参入する方針を固めた。
2020年代半ばの輸入開始を目指す。
安倍が26日(日本時間)
メキシコでペニャニエト大統領と首脳会談し、両国の
エネルギー協力を強化することで合意する。
メキシコはシェールガスで世界第6位
石油で18位の埋蔵量があり、国営会社が石油
天然ガス事業を独占してきた。
しかし、資金難による生産量の落ち込みを受け
昨年末、エネルギー開発の外資参入に向けた
憲法改正に踏み切った。
安倍は、この機会にトップセールスを行い
シェールガス開発での外資初の参画を目指
したい考えだ。
会談では、大統領が日本による資金・技術両面の支援
を歓迎する見通しで
会談に合わせ
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とメ
キシコ国営の石油大手「PEMEX(メキシコ石油公社)」が
ガス分野の技術開発や人材育成面での協力を
盛り込んだ覚書を結ぶ。
資源開発や投資促進を目指す。
安倍:メキシコと油田開発覚書へ 25日から中南米歴訪
歴訪には68の商社や経済団体などが同行し
特にメキシコは昨年末の憲法改正で初めて石油採掘を
外資に開放した。
豊富な海底油田や新たな資源として注目される
「シェールオイル」を巡り、各国の受注競争が
激化している。
http://mainichi.jp/select/news/20140724k0000m010136000c.html
安倍「え!日本もシェールガス掘って良いのか!!」
それと地元の水源が駄目になるとか聞いたが
<`∀´><ニダ!
同様に、既に実証試験やフローテストを実施していた
鮎川油ガス田(同県由利本荘市)でシェールオイルの
商業生産を開始することも発表した。
JAPEXによると、福米沢油田でとれる一日当たり220バレル
(約34.98キロリットル)あたりから産出し始め、今後の
実証実験によっては、生産量が増加することも多いに
あり得るという。
【フラクチャリングでアメリカ産業界が一変】
シェールオイルの存在は17世紀くらいから知られていたが
技術的に採掘が困難であった。
しかしフラクチャリング(水圧破砕法)という掘削法により
可能になった。
フラクチャリングとは水や砂、化学薬品を組み合わせ
水圧で岩盤層に亀裂をいれ採取する方法である。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、このフラクチャリング
という掘削技術の革新で米国の産業界を一変させたと
紹介している。
これによりノースダコタ州の複雑な岩石層でも
シェールオイルが採掘できるようになり今では日量100万
バレル近く生産している、とその威力を評価している。
一方、採掘先進国であるアメリカ では、疑問や懸念に
対して声が上がっている。
BBCによると、ほとんどの業者は住民の疑問を晴らす
前に採掘を開始しており、住民の反対に遭っているという。
同様に、フラクチャリングで使われた“カクテル水”が
水を汚染しているという。
この“カクテル水”は黄色く、臭いを放ち、家畜や魚に
影響を及ぼしているとペンシルベニアの住民の声を
ニューヨーク・タイムズ紙はあげている。
なお、JAPEXは第三者機関を設置し、地下水や土壌
など環境への影響をリスク評価しており対策を
講じている。
【世界主要国の中でもエネルギー自給率が著しく低い
日本はシェールオイル・ガスに期待】
日本
のエネルギー自給率は2010年度においてわずか
4.4%と8割以上を海外からの化石燃料に依存しており
原発の運転再開に目途がたたない今、ごくわずかな
供給量でもシェールオイル・ガスに大きな期待を
寄せている。
JAPEXによると、秋田県全体のシェールオイルの
埋蔵量は最大で1億バレルにものぼると推定している。
この埋蔵量は国内年間石油消費の約8%に相当する。
今回の福米沢油田の実証試験によっては、生産量が
大幅に増加すると『Oil & Gas Financial Journal』は
報じている。
また、その実証試験によって得られた経験は秋田県
の広範囲に広がる女川タイト層(シェールオイル層)の
開発にもつながるものである、と述べている。
外務省によると、2012年度日本における1日の石油消費量
は471.4万バレルで世界3位の石油消費国であるという。