RAVE
レイブとは、大音量のダンスミュージックの音楽を流して楽しむ、音楽イベント
“トランス”などのダンスミュージックが流されることが多い。
オランダといえば“ダッチトランス”というジャンルがあるほどトランス人気が高く
国王即位イベントでレイブが行われるというのは、まさにオランダならでは
のことだろう。
今回のイベントは単なるレイブではなく、世界的なトランスDJであるアーミン
ヴァン・ビューレンとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が共演した。
爆音で流れるトランスとオーケストラのコラボに、オレンジ色の王冠を被った
大群衆がうねるような盛り上がりを見せていた。
レイブ(英語: Rave)とは、ダンス音楽を一晩中流す大規模な音楽イベントや
パーティーの事である。
毎週決まった場所で行われるクラブイベント等とは異なり
屋外や特別な会場で行われる、一回限り(もしくは年一回など)のイベントであり
また規模も通常のクラブより大きい事が殆どである。
レイブの語源は、ロンドンのジャマイカ系移民の俗語で「自分に嘘をついて無理
矢理盛り上がる会合」を意味している。
現在において、レイブ・パーティーの定義はその国や人によって多様である。
いわゆる違法のフリーパーティーやウェアハウス・パーティーのみをレイブと
呼ぶ人もいれば、WIREのような大規模なコンサート形式のものもレイブと
呼ぶ人もいる。
レイブの音楽
初期のレイブの音楽は、アシッド・ハウスと呼ばれる音楽や、シカゴ・ハウス
テクノなどが主であった。
当初はアメリカのそれまで知られていなかったこうした音楽(「テクノ」はレイブで
ヒットしていたデトロイトの新しい音楽を英国のメディアが命名した音楽
ジャンルである)を輸入してDJ達がプレイしていたが、やがて英国や欧州からも
その影響の下にオリジナルな音楽を作成するアーティストが多数現れた。
代表的なものとしてレイブ・アンセムとなったシングル「チャーリー」などで
知られるプロディジー、「GO」のモービーなどがいる(その後レイブ・ブームが
去った後、この両者ともその音楽スタイルを完全に変えて世界的な
大スターとなる)。
近年では大規模なレイブでは音楽のジャンルとしてはトランスやハードハウス
ガバなどが主流ではあるが、欧州を中心にハウスやテクノをメインとした
レイブも存在している。
麻薬汚染
最近ではレイブパーティーで薬物汚染が深刻になっており社会問題化している。
催された複数のレイブパーティーで大麻所持で多くの逮捕者を出した。
同じレイブパーティの参加者の1人がパーティー翌日に会場近くで倒れ
その2日後に死亡したが、体内から薬物が検出されたという。