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ブラジルW杯:日本対ギリシャ戦:がんばれ日本 ザックジャパンの強みはもちろん攻撃にあり

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2014 FIFA WORLD CUP BRAZIL


  サッカーのワールドカップ(W杯)

ブラジル大会・日本対ギリシャ戦



それぞれ初戦でコロンビアとコートジボワールに

敗れているギリシャと日本は、決勝トーナメント進出に

現実的な望みをつなぐためには、木曜日にナタウで

行われる対戦で勝利を挙げることを義務づけられている。

守備の堅さで知られていたギリシャだが

実際には大会初戦を非常に攻撃的な意識で戦っていた。


当然ながらそれは、開始5分の時点からビハインドを

背負うことになったという事実に起因するものでも

あるだろう。

だがFWゲオルギオス・サマラスは

フェルナンド・サントス監督率いるギリシャがスタイルを

変更したことは、試合の状況とは関係のないことだと

主張している。

「周りがギリシャに何を期待していたかは分かっている。


11人全員をボールの後ろにおいて、守って守って守って

無失点に抑えることに全力を尽くすということだ。


だが実際に見せられたのは、ボールをうまく動かして

常にチャンスを生み出すことを狙っている攻撃好みの

チームの姿だったと思う。


結局のところ、スタイルの変更はEURO2004王者にとって

期待通りの効果はもたらさなかった。


コロンビアには0-3で敗れるという結果に終わっている。

「僕らはとにかく、このやり方がもっと良い結果に

つながることを願っている。


日本戦は絶対に、絶対に勝たなければならない試合に

なったからね」と29歳のFWは意気込んだ。

一方のザックジャパンは、ギリシャとは逆に以前から

攻撃サッカーを標榜し、4年前には実行できなかった

「自分たちのサッカー」を披露した上で結果を出すことを

今大会の至上命題としてきた。


大きな懸念となっていた守備の問題が解消されない

まま残りながらも攻撃サッカーを貫く構えだったが

コートジボワール戦ではそれを発揮することがほとんど

できず、1-2の敗戦という結果以上に

悔しい試合となった。

最低限の目標であったはずのグループステージ突破を

果たすためには次のコロンビア戦でも結果を出す

必要があるが、まずはこのギリシャ戦だけに意識を

集中させなければならない。


仮に2連敗を喫するようならこの時点で敗退が決まって

しまう可能性もあり、そうなれば初出場のフランス大会

以来の屈辱だ。


大きく進んできた時計の針を16年分後戻りさせることは

絶対に許されない。

日本が目指してきたサッカーを今さら変える必要はないし

ここで変えたところで結果を得られる可能性が高まると

も考えにくいだろう。


「自分たちのサッカー」が間違っていないことは

信じた上で、それが実行できなかった理由を特定し

実行するための条件を整えることに全力を尽くすしかない。





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