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Channel: 莉緒のきまぐれブログ
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石化の魔法をかけられた動物たち。神秘の湖、ナトロン湖で石となった動物の写真

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写真家のニック・ブラントが北タンザニアのナトロン湖を初めて訪れた
時湖岸に並ぶ不気味な動物の彫像に衝撃を受けた。

その後彼はさらにショックを受けることになる。
なんとそれらはアルカリ性の湖水によって石灰化した本物の動物
だったのだ。

ナトロン湖は火山灰により自然に出来上がった強塩湖
炭酸ナトリウムや塩化ナトリウムを多く含む。

ミネラル成分はエジプト人がミイラの保存に使ったものと同じだ。

この湖のアルカリ成分ph値は9から10.5でアンモニアに似ている。

そしてその温度は60度に達する時もある。

 この腐食性を帯びた環境に身を投じるとたいていの場合
命取りになる。

鳥やコウモリがナトロン湖の水に飛び込むやいなや、そのミネラル分
は彼らの肉体を石に変え、最期の時を過ごす彼らの姿をそのまま
保存してしまう。

この湖の環境を生き抜くことができるのは藻類などの無脊椎動物の
ほか、湖岸付近に生息するいくつかの魚たちに限られる。


フラミンゴが巣作りのために天敵のいない塩の島を使うときもあるが
それはリスクの高い賭けなのだ。

彼らがどのように絶命したのか、その詳細を知る者は誰一人いない
だろう。

ただ、この地域に捕食動物はほとんどいないことから、これらの動物
たちは自然死した可能性が高い。

ナトロン湖は塩分濃度は相当のもので、ブラントが持参した
コダックのフィルムの箱の印刷が数秒で消えるほどだったという

この湖の成分が生物の石灰化を招き、生前の姿のまま
保存されたと推測できる。


 ブラントは湖岸で見つけたその死骸を、かつて彼らが
"暮らしていた"
場所に運び、生きている時のようなポーズをつくり、彼らに
新たなる生命を吹き込んだ。


死後の世界を再び生きるように。

フラミンゴ
0_e5
ウミワシ
1_e3
 コウモリ
2_e4
 ツバメ
3_e3
ハト
4_e2
鳴鳥
6_e2

石化
(せきか、せっか)とはフィクションでモチーフとして用いられる
人間や動植物が魔法呪いなどによって
石に変えられてしまう現象である。

ここでいう「石」とは自然物のそれとは限らず、経年劣化や
破損が遅いものや全く伴わないケースも多々見受けられる。

神話・伝承における石化

石化は民間伝承神話の基本的なテーマであり
ゴーゴン三姉妹のメドゥーサや、バシリスクコカトリスなどの多く
の伝説上の怪物と関連付けられている。
ノルウェー民話『心臓のない巨人』などのおとぎ話においては
探索に失敗した登場人物が石化し、探索を成功させた主人公
によって助けられるというモチーフが使用されている。

メドゥーサ
古希: Μέδουσα, Medoūsa
ギリシア神話に登場する怪物
ゴルゴーン三姉妹の一人である。
姉はステンノー(「強い女」の意)
エウリュアレー(「遠くに飛ぶ女」の意)と呼ばれメドゥーサは
三女に当たる。
その名の語源はmedousa(女支配者、女王)である。

日本語では長母音を省略してメドゥサ、あるいは英語などでの
表記・発音の影響からか、メデューサとも書く。



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