『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』の著者で料理研究家のオガワチエコ
さんから、意外と見落としがちなカレーの作り方の誤解4個を教えて
いただきました!
1:具材は多ければ多いほどよい?
「よかれと思って具材をたくさん入れすぎると、味のバランスが崩れること
があります。
ごはんとともに口に運んで、トータルでちょうど良いくらいに具材の量を
調整しましょう。
特にじゃがいもは、ごはんと同じでんぷん質なので、入れすぎるとバランスが
崩れやすいです」
2:じゃがいもはカレーに欠かせない具材だ
「好きな具材アンケートでも上位にランキングする“じゃがいも”ですが
個人的にはじゃがいもはカレーに入れません。
炭水化物はごはんだけでいいように思いますし、また、冷凍保存する際には
取り出さないとスカスカでまずくなります。
じゃがいもはなかなか扱いが面倒なので、省略してもいいかもしれません。
どうしてもじゃがいもを入れたい場合は、煮くずれを防ぐために
だんしゃく(丸くてゴツゴツしたほう)ではなく
メークイン(細長くて比較的ツルッとしたほう)を使用しましょう」
3:火にかけたままルーを入れる
「ルーを入れる際には、火はいったん止めましょう。
市販のカレールーの作り方手順でも、火を止めるよう指示がありますが
これは、カレールーに含まれている小麦粉を均一に溶かし
なめらかに粘化させるためです。
“まあいいや”って火を止めずに沸騰したところにルーを入れると
ダマになってしまうことがあるので、一手間を惜しまないようにしましょう」
4:具材を全部入れたまま冷凍する
「残ったカレーを冷凍保存して数日後に食べる場合は、上で述べたじゃがいも
だけでなく、にんじんも入れないほうがいいです。
どちらも冷凍すると食感がスッカスカになって、おいしくなくなります。
じゃがいもやにんじんは取り除いて冷凍しましょう」
料理初心者でも作りやすいイメージのあるカレーライスですが、意外と
落とし穴があるものですね。
最後に、オガワさんからワンポイントアドバイスを。
「じゃがいもやにんじんのかわりに、オクラや長いもを使ってみるのもこの
時期にはおいしいと思います。
たとえば、オクラと長いものジンジャーカレーは、秋バテ解消にぴったりです」
あなたも今日の夕食にでも、カレーライスはいかがですか?
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