川崎市は、京浜工業地帯の中心として、わが国の
産業経済の発展を支えてきた
都市です。
市内には、鉄鋼や化学、電機、精密機械、エレクトロニクス、情報通信、食品
科学技術等の多種多様な工場・事業所が集積するとともに、 そうした生産活動
を支えているエネルギー関連の先進的な事業所も存在しています。
それら工場や事業所の中には「日本初」、 「世界でも有数」といったように高度
な生産・技術を持ち、世界に誇る製品を現在でも生み出しているところが
少なくありません。
近年、ものづくりの現場を訪ね、実際のモノづくりにふれ、モノづくりの大切さと
モノづくりに携わる人々の心を学ぶという 「産業観光」への関心が社会的に
高まっています。
実際、修学旅行でも産業観光を取り入れるところが目立ちはじめていますし
一般のツアーでも産業観光の魅力を前面に出し、中高年層の方々を主体に
集客に成功しているケースが見られはじめています。
重化学工業から先端的な研究開発まで、またいわゆる産業文化財から実際に
稼動している工場まで、それも知名度の高い企業が多く立地する川崎市は
「産業観光」の魅力にあふれています。
こうした川崎市の産業観光魅力を組み込んだ旅行を、是非とも企画、実施して
いただきますよう、お願い申し上げます。
川崎産業観光振興協議会について
平成17年7月、川崎の産業観光を推進することを目的に、川崎市観光協会
連合会、川崎市、川崎商工会議所を中心に、 学識経験者、関係企業
観光事業者、各種団体などで構成
川崎産業観光振興協議会設置要綱
(目的及び設置)
第1条 観光振興こそがまちづくり、地域ブランドPRの最も有効な手段の一つ
と捉え、もって地域経済活性化の取組として、産学公民が連携し、 実現性の
あるアクションプランを創造し、川崎における産業観光事業をより推進するため
「川崎産業観光振興協議会」(以下「協議会」という)を設置する。