1930年、中米のコスタリカでジャングルを伐採していると
草木の陰から次々と巨大な石球が発見されてた。
発見された球の数は100を超え
大きさも小さな物(テニスボール程度の大きさ)から
大きな物(直径2m以上)まで様々だった。
1940年までの調査によっていくつかのことが
明らかとなったのだが、それはとても奇妙なものばかりであった。
発見された石球は一直線や曲線を描いたように
並べられていたこと、花崗岩で造られた石球はどれも
真円に近い形であったこと(表面は綺麗に研磨されていた)
素材となったと思われる花崗岩が採掘される場所は
石球のあった場所から50km近く離れていたことだ。
石球の中にはクレーンで運ぶことが出来ない程のものも
ある(コスタリカの熱帯雨林という複雑な地形で重い物を
運ぶことは困難)。
上記のことから、石球の造られた目的は一切判明していない。
一説には天体を表現したというものや、石球の中に黄金を
隠したというものも存在するが、推測の域を出ないもの
ばかりである。
石球が制作された年代については紀元前200~1500年頃
という見解が一般的で、自然の力によって生み出された
ものではなく人工物であるという見方も強い
(一方で制作過程の石球が発見されていない)。
これまでは当時の技術で真球に近い石を造り出すことは
不可能とされてきたが、近年では当時の技術でも真球に
近い形を作ることは可能であったとされている。
仮に石球が制作可能であったとしても、その目的や
移動手段等の謎は後を絶たない。
30年ごとに石の卵を産み落とす
支那にある謎めいた崖
支那には石の卵を産み落とす崖があるという。
崖が産卵?え?ちょまっ?産みっぱなし?托卵希望?で
何が生まれるの?
いろんな妄想が頭をよぎるが実際にある現象なのだ。
貴州省の黔南布依族苗族自治州三都県にある
「チャンダラ(Chan Da Ya)」は
完璧な球形、あるいは卵形の石の塊を30年ごとに
産むと言われているミステリアスな崖だ。
地元の人はこの崖を産卵崖(產蛋崖)と呼んでいる。
【30年ごとに石の卵を産み落とす崖】
この現象は長年地質学者たちの頭を悩ませてきた。
高さ6メートル、幅20メートルのかなり侵食された
この崖の表面はでこぼこしていて、そこから様々な
大きさの丸い"石の卵"が約100個、あちこちに顔を
のぞかせている。
卵は直径約30から60センチくらい。
重いものは300キロ以上ある。
時間がたつにつれてますます崖が削られて
最終的に文字通り卵が産まれるようにこれらの石が
崖の表面から抜け落ちる。
近くのGulu村の人たちによれば、この崖は30年かかって
この奇妙な石の卵を産み落としているという。
【崖が卵を産む理由はいまだ謎に包まれている】
こうした現象はとても珍しく、地質学者たちは納得のい
く説明を得るために、この僻地の山に実際に出向いて
直接現地調査を行った。
調査から、この崖があるGandeng山はカンブリア紀に
形成され固い堆積物でできていることがわかった。
卵が産まれる地層は
石灰質でできており、なんらかの化学的作用が働いて
硬質な石の卵となったものが、数億年の地質活動により
地表に現れ、最終的には風化や流水の浸食作用により
徐々に崖から落ちてくると見られている。
しかし、カンブリア紀にできた石灰質の地層が、どうして
5億年後の現在もまだ存在しているのか、なぜ石の卵が
みんな丸くなっているのかは、誰も説明できていない。
【村では幸運を呼ぶ卵として全員がお守りに持っている】
Gulu村の人々は
この卵を産む崖についてずっと昔から代々知っていて
たびたび現地に出向いては、幸運の"神の卵"に手を触れる。
2005年時点で、Gulu村の125世帯のほぼ全員が、少なくとも
一個はお守りとしてこの謎めいた卵を持っているという。
村全体のコレクションとしてもいくつかあるらしい。
だが近年、チチャンダラは観光地として人気のスポットに
なってしまい、卵のほとんどが、営利目的で売られているという。
今日、Gulu村には70個あまりしかなく、新たに崖から
生まれそうになっているものは、トレジャーハンターに
盗まれることが多いという。
支那のメディアは
チャンダラはGandeng山で最大の卵を産む崖で
石の卵がもっとも多く見つかるところだが、この現象が
みられるのはここだけではないと報道している。
撮られた写真の中には、山のほかの場所で撮られた
ものも含まれていて、横に長くなっていたり、スズメバチの
巣のようにぶら下がるような形態のものもある。