6434人が亡くなった阪神大震災は17日
発生から23年になった。
兵庫県内の各地で追悼行事が営まれ、鎮魂の祈りが
ささげられた。
被害が大きかった神戸市では震災を経験していない
市民が4割を超える。
南海トラフ巨大地震の脅威にも向き合う被災地は
記憶や教訓を語り継ぐ決意を新たにした。
神戸市中央区の公園「東遊園地」では、NPO法人など
が追悼の集いを開いた。
竹灯籠に火がともされ、「1995 伝 1.17」の字が
浮かび上がった。
地震発生時刻の午前5時46分には
遺族らが黙とう。
犠牲者の冥福を祈った。
追悼式では、次男を亡くした同市の崔敏夫さん(76)が
遺族を代表し、「震災体験者として語ることが私の原動力。
息子の分まで頑張ることが私の使命だ」と追悼の言葉を
述べ、記憶の継承に尽力することを誓った。
阪神淡路大震災から23年
黙 祷