今年６月、東名高速道路で、追い越し車線に止まった車に
トラックなどが追突し、夫婦２人が死亡するなどした事故で
警察は夫婦の車の進路をふさぎ、死亡事故をひき起こした
として、２５歳の男を逮捕した。
亡くなった夫婦と男は
直前にトラブルになっていたという。なぜ死亡事故にま
で発展してしまったのか。事件の流れを追った。
■「追い越し車線に止まってた」
「急ブレーキでも間に合わんかった」―追突したトラック運転手
事故は今年６月５日の夜、午後９時半ごろに起きた。
場所は、神奈川県大井町の東名高速下り線で
止まっていた２台の車に大型トラックなどが追突した。
この事故で、ワゴン車に乗っていた萩山嘉久さん（４５）と
妻の友香さん（３９）が死亡し、娘２人もケガをした。
そして、警察は１０日
萩山さんの車の進路をふさぎ死亡事故をひき起こしたとして
石橋和歩（２５）を過失運転致死傷などの疑いで逮捕した。
車が止まっていたのは、高速道路の追い越し車線で
追突したトラックの運転手は「追い越し車線に止まってた」
「急ブレーキふんでも間に合わんかった」
と語っている。
亡くなった萩山さん夫婦と石橋は、直前にトラブルに
なっていて、これが事故のきっかけになったという。
■事故の前、パーキングエリアで駐車方法を巡り男を注意。
男は猛スピードで追いかけてきた
事故のきっかけとなる出来事は
手前のパーキングエリアで起きた。遺族によると
萩山さんがパーキングエリアを出ようとしたところ
道路をふさぐように石橋の車が止まっていたため
萩山さんは石橋に口頭で注意して、本線に出たという。
ところがその後、注意された石橋和歩は
萩山さんのワゴン車を猛スピードで追いかけてきて
萩山さんらを乗せた車の前に割り込み接近。
萩山さんが避けようとするとまた前へ―。
これを何度も繰り返し、追い越し車線で石橋の車が止まった
ため、萩山さんも止まらざるを得なくなったという。
その後、もめていたところに大型トラックが追突し
萩山さん夫婦が亡くなってしまった。
■胸ぐらをつかみ「降りろ」。
同乗していた長女は事故直後知人に電話して…
遺族などによると
当時、運転席には妻の友香さんがいて、助手席には長女（１５）
後部座席には萩山さんと二女（１１）が座っていた。
石橋和歩は車を止めた後、車から降りて萩山さんの胸ぐらを
つかむなどし、萩山さんは「すみません」と石橋に繰り返し謝り
友香さんは萩山さんが車の外に引っ張り出されないように
つかんでいたという。
実は、車内にいた長女は事故直後に友人のお父さんに
電話して、この時の様子を詳細に語っている。
長女が電話した男性
「白い車から男の人が降りてきてドアを開け、お父さんの
胸ぐらをつかんで『降りろ』とかなんとか言ってきたらしい」
「その直後に車内に強い衝撃が走って（長女は）一瞬目を
つぶっていたと。
次に目を開けた瞬間に周りを見たらお父さんとお母さんが
いない。
おじちゃん、どうしたらいい、ということで電話がかかってきた」
「お父さんとお母さんを捜しに行くって言い始めた。
車の外に出て。
『危ないから外に出るな』と、状況を聞いたら車が横を
バンバン走っていると」
この男性は、萩山さんの３０年来の友人で
萩山さんはケンカを吹っ掛けるようなタイプではない
ケンカ口調で注意したとは思えないと話している。
県警によると大型トラックが追突した際
萩山さんは車内に、運転していた友香さんは車外に
出ていた。
石橋容の車に同乗していた知人の女（２２）も車外にいて
重傷を負った。
停止位置は事故当時、３車線の真ん中とみられていたが
捜査の結果、追い越し車線と分かった。
県警は、追突したトラックの男性運転手（６３）も
自動車運転処罰法違反（過失致死傷）容疑で１２日に
書類送検。
基地外に関わってしまったがゆえ
こんな不幸な事に……
ドラレコを全メーカー全車種標準装備を
義務化させよｗ
川崎国神奈川県警が動いたw
