【ロシア】
殺人と人肉食の容疑で夫婦逮捕
30人被害か
モスクワ(CNN) ロシア国営メディアは25日
南部クラスノダール地方で複数の被害者を殺害して
遺体の一部を食べていたとして、35歳の男とその妻が
警察に逮捕されたと伝えた。
1999年以来
30人もの人々が殺害された可能性もあるとされ
捜査当局はロシア史上、最悪級の人肉食事件とみて
調べている。
RIAノーボスチ通信によると
今月に入り、クラスノダールの路上に落ちていた携帯電話
から、バラバラにされた女性の遺体の前で自撮りした
男の写真が見つかった。
この女性の遺体は翌日になって、付近にあったかばんの
中から発見された。
携帯電話の持ち主の男は当初、女性の殺害を否定。
遺体を見つけて一緒に写真を撮った後、携帯電話を
なくしたと主張していた。
しかしその後、この女性と、2012年に殺害された
別の人物の2人について、殺害を認めたという。
これまでの捜査では
加工された人の手が入ったガラス容器が見つかった。
容疑者の男はこの手について、一緒に写真を自撮りした
遺体の一部だと供述しているという。
警察はこれまでのところ、被害者7人の身元を特定した
が、多くの被害者については現時点で詳しいことは
分かっていない。
モスクワの捜査委員会は
CNNの取材に対し、事件の詳細を認め、ロシアで
発生した連続殺人事件の最新のものだとした。
今年に入り、元警察官のミハイル・ポプコフ被告が
すでに受けていた22件の有罪判決に加えて
60件の殺人で起訴された。
同被告は20年近くにわたって犯行を行っていたという。
<要約すると>
・ロシア発生した殺人事件で遺体の一部を食べて
いたとして35歳の男とその妻を逮捕した
・1999年以来、30人もの人々が殺害された可能性が
あるとし、ロシア史上、最悪級の人肉食事件とみて
調べている
・被害者のうち7人は身元を特定したが多くの被害者
については現時点で詳しいことは分かっていないという