8月22日~9月6日に
「東日本大震災2」発生の可能性大 !!
四川省と日本の大地震は連動する
皆既日食前後は超・要注意
8月8日夜、支那・四川省の九寨溝(きゅうさいこう)付近で
M7.0の大地震が発生した。
九寨溝地震と命名されたこの大地震は
警告した期間(8月8~22日)に起きたものだった。
実はこの8日は満月であり、かつ部分月食のタイミングにも
該当する。
月食から日食へと続く天体現象の期間に
大地震が発生した形だ。
そして過去のデータを分析した結果
四川省で大きな地震が起きた前後には
日本でも同様の大地震が起きるケースが多いのだ。
■四川省の大地震、“対岸の火事”で済ませるのは
超危険九寨溝地震の震源は、中国有数の観光地である
九寨溝のごく近くだった。
九寨溝は四川省西北部、アバ・チベット族チャン族
自治州九寨溝県に位置する自然保護区であり
ユネスコの世界自然遺産にも登録されている。
その名は、周囲にチベット人の集落(山寨)が9つあることに
由来し、大小100余りの澄み切った湖沼と渓流でよく
知られている。
今回の地震発生当日、4万人弱の観光客が九寨溝を
訪れていたというが、現時点で25人の死者と約530人の
負傷者が確認されている。
その多くは、建物の損傷や崖崩れなどによるものだった。
湖の一つである「火花海」は、決壊して湖水が完全に干上がり
湖底が露出してしまったという。
さて、四川省はM6を上回る規模の大地震に襲われることが
珍しくないのだが、同省での大地震前後に、日本でも
同様の大地震が発生するケースが多いと感じていた。
そこで今回、過去のデータを詳しく解析してみたところ
四川省か日本のどちらか一方で大地震が起きると
約3カ月以内にもう一方でも地震が起きる傾向にあることが
判明した。
また、同時期にはフィリピン、インドネシア、カムチャツカ半島
アリューシャン列島など、環太平洋地域で地震が連動する
ケースも少なくないようだ。
以下に、四川省と日本、およびその付近で比較的短期間
のうちに大地震(原則としてM6.5以上だが、場合によっては
M6.0以上も含む)が連続したケースをまとめる。
■四川省と日本の大地震が連動した実例
1923年2月3日:ロシア・カムチャツカ、M8.8
1923年3月24日:四川省、M7.3、死者4,800人
1923年6月2日:茨城県沖、M7.1、最大震度4
1923年9月1日:関東大震災、M7.9、最大震度6
死者・行方不明者14万人
1923年9月1日:相模湾、M7.3、最大震度5
1923年9月2日:千葉県南東沖、M7.3、最大震度5
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1933年3月3日:昭和三陸地震、M8.1
大津波による死者・行方不明者3千人
1933年6月19日:宮城県沖、M7.1
1933年8月25日:四川省・茂県地震、M7.5
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1935年4月28日:四川省・馬邊地震、M6.0
1935年7月11日:静岡地震、M6.4、最大震度6、死者9人
1935年10月18日:三陸沖、M7.1
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1972年12月4日:八丈島東方沖地震、M7.2、最大震度6
1972年12月2日:フィリピン・ミンダナオ島、M 8.0
1973年2月6日:四川省・爐霍大地震、M7.9、死者2千人
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1974年5月9日:伊豆半島沖地震、M6.9、死者30人
1974年5月10日:四川省・大関地震、M 7.1、死者1,400人
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1981年1月19日:三陸沖、M7.0
1981年1月19日:インドネシア・イリアンジャヤ、M 6.7
死者1,400人
1981年1月24日:四川省・道孚地震、M6.9
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1989年4月16日:四川省・巴塘地震、M6.7
1989年11月2日:三陸沖、M7.1、津波あり
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2008年5月8日:茨城県沖、M7.0、最大震度5弱
2008年5月12日:四川大地震、M8.0
死者・行方不明者8万7,000人
2008年6月14日:岩手・宮城内陸地震、M7.2
死者・行方不明者23人
2008年7月24日:岩手県沿岸北部、M6.8、最大震度6弱
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2013年4月13日:淡路島付近、M6.3、最大震度6弱
2013年4月20日:四川省・雅安地震、M7.0、死者180人以上
2013年5月24日:ロシア・オホーツク海、M8.4
2013年10月15日:フィリピン・ボホール島地震、M7.1、死者183人
2013年10月26日:福島県沖、M7.1
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2017年7月18日:アリューシャン列島、M7.8
2017年8月8日:四川省・九寨溝地震、M7.0
2017年8月11日:フィリピン・ルソン島北部沖、M6.2
2017年X月X日:日本?
これらのデータを解析してわかる傾向は
日本で先に地震が起きる場合、それから数日以内という
ごく短期間に四川省でも大地震が起きるケースが多いと
いうことだ。
逆に、四川省で先に地震が起きる場合は、数カ月以内に
日本でも大地震が起きる傾向があるように思われる。
■科学的に説明できない、しかし現実に起きている
地震発生の相関関係が“偶然”であるかどうかは
個人の判断に委ねることにしたい。
これだけ対応する事例が多いものを偶然とは言い切れない
のではないか。
ただ、これを現時点で地震学的に説明することは
難しいかもしれない。
四川省と日本が、同一のプレート上に存在しないためだ。
従来の理論では
九寨溝地震の震源はユーラシアプレート(大陸プレート)上
にあるとされてきたが、近年の新しい理論では
支那南部の揚子江プレートまたは長江プレート上にあると
されている。
このプレートは
西日本があるアムールプレートと沖縄諸島を含む沖縄プレートと隣接しており、何らかの形で相互に影響し合っているのかも
しれないが、今のところ真相は不明だと言わざるを得ない。