トランプ大魔王
「北は炎と怒りに見舞われる」
【ワシントン】
米紙ワシントン・ポストが
「北朝鮮が小型核弾頭の製造に成功した」
と報じたことは事実とすれば北朝鮮が米本土を直接脅かす
核戦力を確保するという、トランプ政権が恐れていた
「悪夢」がついに到来したことを意味する。
米国内でそれ以上に大きな波紋を広げたのはトランプ大統領が「北朝鮮は炎と怒りに見舞われる」
などといった、金正恩(キム・ジョンウン)体制顔負けの言辞で
軍事行動に踏み切る意思を明言したことだ。
米国の大統領が
他国から軍事攻撃を仕掛けられたというのでなく
「脅し」をかけられたことへの報復として戦争に言及するのは
極めて異例だ。
トランプ政権は
国連安全保障理事会が5日採択した北朝鮮制裁決議を踏まえティラーソン国務長官らを中心に、支那やロシアも巻き込んだ
国際的な対北包囲網の強化に取り組んでいる。
最終目的は
「外交を通じた北朝鮮の核放棄」だ。
しかし、トランプ氏の発言は
北朝鮮問題の平和的解決に向けた国際連携の動きに逆行
するものだ。
むしろ、北朝鮮による「グアム島攻撃」の警告からも明らかなように、北朝鮮を無用に刺激し、米軍の攻撃は「現実の脅威」である
との宣伝材料を差し出し、核開発を進める口実を与えることに
なりかねない。
共和党の重鎮、マケイン上院議員は
トランプ氏の発言は「深刻な衝突につながるだけだ」と批判。
かつてクリントン政権下で北朝鮮問題に取り組んだ
ペリー元国防長官も
「恫喝(どうかつ)はわが国の安全保障態勢を損なう」
とツイッターで一蹴するなど、トランプ氏の言動を疑問視する
声は党派を超えて広がっている。
一方、ワシントン・ポスト紙の報道の元となった
国防情報局(DIA)の分析に関しては、小型核弾頭の実験が
行われていない可能性があることなどを理由に
核弾頭小型化の進展度をめぐって他の米情報機関との間で
結論が一致していないとの報道もある。
ただ、核弾頭の小型化にせよ、7月28日の大陸間弾道ミサイル
(ICBM)発射では失敗したとみられる弾頭の大気圏再突入
にせよ、北朝鮮が実現させるのは「時間の問題」(核専門家)
との見方が支配的だ。
アメリカ上院議員
「戦争が起きるのならばアメリカ西海岸で
起きるより北東アジアで行われる方がましだ」
(省略)
政治専門紙ザ・ヒルは
「予防戦争は、冷徹な判断のもと、選択的に行うものだ。
今まさに攻撃しようとしている相手に対する先制攻撃や
実際に攻撃してきた相手と戦う防衛的な戦争とは違う」
と説明する。
そして
「普段は堅実なリンジー・グラハム上院議員と一部の
ホワイトハウスの高官たちが、北朝鮮に予防戦争を
仕掛けることを話し合い始めた」と
米国内の情勢を報じている。
そして、北朝鮮情勢の現状を「我々が予防したかった
状況を既に通り過ぎようとしている」
と書く。
同紙によれば
グラハム上院議員は、メディアに対し
「戦争が起きるのならばアメリカ西海岸で起きるよりは
北東アジアで行われる方がましだ」
「カリフォルニアで犠牲者が出るよりも同地域で
犠牲者が出る方が良い」
などと語り、米本土に被害が及ぶ前に北朝鮮を叩く
意義を説いたという。
「犠牲は西海岸より北東アジアで」
米国で浮上する対北朝鮮「予防戦争」 その可能性は
http://newsphere.jp/world-report/20170809-3/
南朝鮮は既に捨て駒確定。
日本は米国人がかなりいるから、防衛戦。
露助には要注意。
蝦夷地(北海道)がやられるかも知れない。