東京都と埼玉県に水を供給している荒川水系は
雨が少ない影響でダムの貯水量が引き続き
平年を大きく下回っていることから、関東地方整備局などは
21日から荒川水系の取水制限をこれまでの10%から20%
に引き上げることを決めました。
荒川水系では
雨が少ない影響で流域のダムの貯水量が平年を大きく
下回り、関東地方整備局などは今月5日から10%の
取水制限を行っています。
荒川の上流部では今月5日以降も雨の少ない状態が続き
荒川水系の4つのダムの貯水量は、20日午前0時現在で
4529万トンと平年の59%にとどまっています。
このため関東地方整備局などでつくる協議会は20日
さいたま市で会合を開き対応を協議した結果
荒川水系の取水制限を21日午前9時から20%に
引き上げることを決めました。
荒川水系で20%の取水制限が行われるのは
平成6年以来23年ぶりです。
荒川水系からは
東京都に全体の4%、埼玉県に全体の32%の水が
供給されています。
関東地方整備局は20%の取水制限を行っても
一般の家庭への影響はないとしていますが
今後も雨の少ない状況が続けば取水制限をさらに
強化する可能性もあるとして引き続き節水に協力するよう
呼びかけています。