「焼き場に立つ少年」
と題された1枚の写真は
米国の写真家ジョー・オダネル氏が原爆投下後の長崎の
火葬場で撮影した物で、亡くなった弟を背負い
直立不動の姿勢で立つ少年の姿が収められています。
この写真は
少年が弟を荼毘に付す順番を待っている際に
撮影されたのですが、オダネル氏によると
少年は硬い表情で目を凝らして立ち尽くしており
何の感情も見せず、涙も流していなかったそうです。
しかし弟が荼毘に付されている最中には
炎を食い入るように見つめ始め
その唇には血が滲んていたと
オダネル氏は回想しています。
写真を取り上げた投稿には
少年の姿に日本人の特別な精神性を見出す
声など多くの反応が海外から寄せられていましたので
その一部をご紹介します。
■ 少年の気高さと力強さに敬意を覚えた。
あの年齢の子供がこれだけの責任感を持っているなんて
ちょっと信じられないよ。
+4 オーストラリア
■ 涙が止まらない。
こんな悲しいことは二度と、絶対に起こしちゃ駄目だ!
カナダ
■ こんなに人の心を揺さぶる写真は他にないだろ。
+4 アメリカ
■ なんて強い子なんだろう。気丈な少年に敬意を。
+2 国籍不明
■ 日本人の高潔さであったり責任感の強さであったりは、
生まれ持ったものなのかもしれないね。
カナダ
■ この写真は核兵器の愚かさを伝えるものとして、
ずっと語り継がれていく必要があるな……。
+59 カナダ
■ アメリカ政府こそ真のテロリストだったように思うの
+3 アメリカ
■ こんなに心を揺さぶられる写真に出会ったのは初めてだ。
人間はなんて残酷なんだろう。
そして、なんて気高い存在になれるんだろうか。
アメリカ
■ 少年の気丈な態度を見てると、胸が張り裂けそう。
あの子がどんな辛い現実を目にして来たのか
想像もつかない。
気高い魂と勇気があの子を支えているのね。
+3 国籍不明
■ あんなに小さな体なのに、素晴らしく強い精神を
持ってるね。
メキシコ
■ 「火垂るの墓」を想起したのは僕だけじゃないよね?
+3 カナダ
海外「史上最も悲しい作品」
『火垂るの墓』に外国人が涙・涙・涙
■ この勇敢な少年は、どんな男性へと成長していったのかしら。
本当に心を揺さぶられました。
+12 アメリカ
■ 政治的なコメントは求められてないことは分かってる。
それでも言わざるを得ない。
アメリカは原爆なんか使わなくても日本に勝てただろ。
+4 アメリカ
■ 原爆投下前に日本が降伏に動いてたことを
現代人はみんな知ってる。
アメリカは原爆の威力をテストしたかったんだよ。
もちろん全てのアメリカ国民や連合国が知ってたとは
思わないよ。
だけど少なくともトルーマンや軍部は知っていた……。
残念ながら今となってはその証拠は残ってないが。
+13 イタリア