フィリピン大統領
「アメリカは負けた。
中、露、比の我々3カ国は世界に立ち向かう存在と宣言する」
支那を公式訪問したフィリピンのドゥテルテ大統領は
米国とは軍事的にも経済的にも「決別」すると発表した。
一方、支那の習近平(シーチンピン)との会談では
貿易、投資、観光、犯罪麻薬対策など
13分野の2国間協定に署名。
米国よりも支那との関係を重視する姿勢を
鮮明にした。
ドゥテルテ大統領は北京で経済界の指導者を前に講演し
「アメリカは負けた。
私はあなた方の思想の流れの中に身を置くことにした」
と宣言。
「多分ロシアにも行ってプーチン大統領と会談し
支那、フィリピン、ロシアの我々3カ国は
世界に立ち向かう存在だと告げる」と言い放った。
米国と具体的にどう決別するのか、決別すれば
どうなるのかについては言及しなかった。
この発言について米当局者は
フィリピンとの外交、軍事、経済関係には長い歴史があると
強調している。
ホワイトハウスのシュルツ副報道官は
大統領専用機内で記者団に対し
「同盟関係を変えるという正式な要請は受けていない」
と述べた。
長年の同盟国であるフィリピンと米国との関係はかつて
なく冷え込んでいる。
ドゥテルテ大統領は9月にラオスで開いた記者会見で
オバマ米大統領に対して悪態をついた。
その数日後に東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議
で顔を合わせた両首脳は、簡単な握手をしただけで
言葉は交わさなかった。
10月には来年の米国との合同軍事演習に
フィリピンは参加しないとドゥテルテ大統領が表明。
ただし米国との同盟関係は維持するとしていた。
今回、ドゥテルテ大統領が米国との決別を宣言したことで
関係がどう変わるかは不明だ。
一方、支那とフィリピンはこれまで南シナ海の領有権を
めぐる争いで関係が悪化していたが
ドゥテルテ大統領は領有権問題を棚上げにして
支那との関係強化を模索している。
http://www.cnn.co.jp/m/world/35090884-2.html
いや、露はそんなつもりないだろw