太平洋戦争開戦を扇動した
朝日新聞の罪 「北朝鮮は天国」と
デマ宣伝の過去
Yahoo!ニュース
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150722-00010002-biz
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昨年9月、朝日新聞は東京電力福島第1原子力発電所事故
において職員が撤退していたなどとする報道を取り消すとともに
8月に過去の慰安婦報道の一部を取り消した。
さらに木村伊量社長(当時)が問題の責任を取り退任する事態
に発展した
「朝日誤報問題」が世間を驚かせた。
しかし、朝日をはじめとする大手新聞社が誤報を謝罪する
ケースはまれであり、過去に何度も日本を大きくミスリードした
罪を新聞は背負っていると、元TBS記者で歴史作家の井沢元彦
は指摘する。
そこで今回は、6月に
『新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか』(祥伝社)を上梓した
井沢氏に
「太平洋戦争開戦を自発的に煽った新聞の戦争責任」
「北朝鮮は労働者にとって天国、拉致はしていない、などと
喧伝した新聞の責任」
「なぜ新聞は誤報を生み、それを謝罪しないのか」
などについて聞いた。
●新聞の傲慢
――太平洋戦争や北朝鮮問題について、新聞は事実を知らない
ので誤った報道をしていたのか
それとも知っていながら歪んだ報道をしたのか
どちらなのでしょうか。
井沢
最初は「何が正しいのか」を見極めようとしていたのだと思いますが
予断と偏見で結論を決め付け、あとになって誤報であることが
わかっても絶対に訂正しません。
朝日新聞が「これまで北朝鮮を労働者の天国のように宣伝し、その結果
帰国した大勢の人がいまも塗炭の苦しみをなめておられます。
誠に申し訳ありません」と書いたことは一度もありません。
――そうした新聞の報道姿勢は、変わりつつあるのでしょうか。
井沢
あまり変わっていません。
その原因のひとつとして、日本人は新聞に対して本当の意味での
報道を求めていないという問題があります
ニュースには当然、国民にとって耳の痛い内容や嫌な内容もありますが
事故についてはともかく、政治報道についてはそういう報道はされません。
新聞は読者に迎合すれば売れるからです。
英国には有名人のゴシップが紙面を賑わせる大衆紙が存在して売れて
いますが、その一方で、国民が進む先を考える上で参考になるような
報道をする良心的な新聞がちゃんとあります。
ところが日本には
全国紙と地方新聞の“間”に位置する新聞がありません。
――私たちが正しい情報を入手するには、どうすれば
よいのでしょうか。
井沢
今ではインターネットで外国の新聞をすぐに読めます。
日本の新聞がどこも同じ報道をしている場合、外国の新聞を
読んでみると「ここは、おかしいんじゃないか?」という問題点が
見えてきます。
また、新聞を複数読むという比較が大事です。
比較するのは新聞だけではなく、週刊誌もありますし月刊誌
もあります。
速報性では新聞にかないませんが、ひとつのテーマを多角的に
吟味する点で雑誌は役に立ちます。
当たり前のことですが、ひとつの媒体に頼らないことです。
情報を集めるにはソースをたくさん持つことが大事で
信頼できるソースだからといって常に正しいとは
限らないからです。
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