韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、人事や国家の重要施策に関して気づいた
ことを何でも書き込む手帳を持つことで知られる。
ただ「自分以外誰も信じない性格」ともいわれ、政権の人事構想は誰にも
相談せず手帳を基に人選。
結局、閣僚候補の身辺調査が不十分で組閣前後には自ら選んだ人物の
スキャンダルが発覚、有能な人材が政治的に葬られるケースが相次いだ。
この手帳、韓国では誰が付けたか「デスノート」と呼ばれている。
しかし朴大統領は最近、「北朝鮮への毅然(きぜん)とした対応」や
「日本に歴史の直視を求める姿勢がぶれない」ことから支持率が回復。
そんな朴大統領と歴代大統領のピンチの際の対応の違いがジョークとなっている
《政権で深刻な不祥事が発覚 その対応は?》
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の場合。
即座に記者会見を開き「すべて自分の責任だ」と謝罪するが、関係が悪かった
メディアは池に落ちたイヌのごとく、ここぞとばかりにたたきまくる。
その結果、大統領弾劾という最悪の事態に発展する。
李明博(イ・ミョンバク)大統領の場合。
会見を開いて謝罪するが、その後、一方的に怒りをぶちまけ続ける。
それが何とか収まった後は、反発した人々が大統領の疑惑をネットに書き込み
警察が彼らを拘束する。
朴槿恵大統領の場合。
会見で謝罪する前に、まず部下が朴氏の前にひれ伏して謝罪する。
政権内部では「朴大統領を決死擁護しよう」と北朝鮮ばりのスローガンも
掲げられる。
朴槿恵氏は朴正煕(チョンヒ)元大統領の娘として、“独裁・強権”のイメージが
常につきまとう。
苦難に打ち勝ち、気位が高くて芯が強い彼女は政府内で「姫」の隠語で
呼ばれているらしい。
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