中国メディア・環球網は12日、国連が「致命能力ロボット」の研究開発、使用の
凍結を呼びかける中、インドが殺人ロボットを研究開発中であると現地メディア
が報じたことを伝えた。
記事は、殺人ロボット開発計画は、インドの国防研究・発展組織(DRDO)が
実施を担当したと紹介。
開発中のロボットは敵と味方を識別する能力を持ち、パキスタンとの停戦ライン
など「戦争が困難な地域」への配備が想定されているという。
記事はまた、DRDOの責任者が「開発中のロボット兵士の知能レベルは世界
に現存するいかなるロボットよりも高い」と語るとともに、すでに開発した神経
ネットワークにより、相手が人間と判断したばあい速やかに敵か味方かを判断
できると説明した。
この責任者は、10年以内にロボット開発に成功する見込みであること、同国に
おいて最優先の任務であるとも話した。
殺人ロボット開発については倫理上の問題のなどから反対する動きが見られ
5月末には国連人権理事会に対して開発の一時停止を求める報告書が
提出された。
5月に李克強首相がインドを訪問するなど、政治、経済での交流強化を模索
している中国だが、一方で両国間には国境問題などの未解決の問題ものし
かかっている。
インドの殺人ロボット開発が報道どおり進むことになれば、中国にとって大きな
脅威となるだろう。
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